タイの日本人向け求人情報まとめ|募集職種や給与水準を徹底解説!

タイの日本人向け求人情報まとめ|募集職種や給与水準を徹底解説!

タイでの日本人向け求人は、営業職、技術職、事務職を中心に、バンコクで豊富な募集数があります。

JETROによると、2020年の時点で5,856社の日系企業がタイに進出し、現地に住む日本人は7万人を超えています。

日系企業からの求人は製造業と非製造業でほぼ半々の割合で、職種や業界も幅広く、未経験からでも挑戦できる求人も多くあります。

そこで、この記事ではタイの求人市場の動向から、具体的な職種、給与体系まで徹底解説します。

記事の内容
  • タイの日本人向け求人市場の現状と特徴
  • 職種別の具体的な仕事内容と採用条件
  • 給与体系や福利厚生の詳細情報
  • 就職活動に関するよくある質問への回答

タイでの就職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

タイの日本人向け求人市場の概要

タイの日本人向け求人市場の概要

まず初めにタイの日本人向け求人市場について全体像を見ていきましょう!

JETROによると、2020年の時点で5,856社の日系企業がタイに進出しており、企業における業種の割合は以下のようになっています。

業種割合主な求人職種
製造業40.03%生産管理、品質管理、技術者
卸売業・小売業25.38%営業、販売、購買
サービス業17.37%接客、サービス提供、コンサルタント
その他の非製造業12.87%建設、運輸、情報通信など
農業・林業・漁業・鉱業0.27%農業技術者、鉱山技術者
分類不能の産業1.49%多様な職種
参照:JETRO 「タイ日系企業進出動向調査 2020 年」調査結果

日系企業が多いタイでは、日本語力と日本のビジネス慣習の理解が重視され、これが日本人材への需要に繋がっています。

求人が集中するエリア
  • バンコク市内:商社、IT企業、サービス業の求人が豊富
  • チョンブリ県:自動車関連企業の製造業求人が多数
  • サムットプラカーン県:電機・電子機器メーカーの求人が中心
  • アユタヤ県:工業団地での製造業求人が充実

バンコクの日本人向け求人数

タイの日本人向け求人市場は、製造業と非製造業がバランスよく存在し、特にバンコクを中心に多様な職種の募集があります。

JETROの調査を見て分かる通り近年タイにおける日系企業が増加傾向にあります。

タイで活動が確認された日系企業は5,856社あり、前回調査の5,444社と比較して412社の増加となった。

引用:JETRO 「在タイ日系企業数が5,856社に、前回調査から412社増加」

そのため、バンコクの求人数も増加することが予想されます。

実際の求人数は状況によって変化してしまうため、この機会に2025年におけるタイの求人を確認してみましょう。

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タイで働く日本人の職種分布

タイで働く日本人の職種は、業界や企業規模によって多様です。

具体的に現地採用とされる日本人の職種分布は以下のようになっています。

職種割合
営業39%
製造技術者30%
IT8%
セールスエンジニア6%
コンサルティング4%
経営幹部2%
デザイナー2%
事務職2%
財務会計2%
接客2%
弁護士2%
人事1%
カスタマーサポート1%
タイで働く日本人の職種別割合とスキル要件

タイで日本人が求人を見つける方法

続いて、タイで日本人が求人を見つける方法を4つ紹介します!

探し方特徴メリット
転職エージェント非公開求人含む豊富な情報量企業情報や現地事情の詳細な説明が受けられる
求人サイト公開求人のみ掲載自分のペースで求人を探せる
企業への直接応募企業の採用ページから応募興味のある企業に直接アプローチできる
知人の紹介現地日本人コミュニティ経由より詳しい社内情報が得られる
タイでの求人探し方の比較

実際に求人を探す際には、複数の探し方を組み合わせることがおすすめです!

企業が日本人を採用するメリット

タイの企業が日本人を採用する主な理由には、以下のようなメリットがあります。

項目内容具体例
コミュニケーション日本本社や取引先との円滑な意思疎通商談、技術打ち合わせ、レポート作成
ビジネス文化日本式の品質管理や業務改善の導入5S活動、カイゼン活動の推進
人材育成現地スタッフへの技術指導や教育OJT指導、マニュアル作成
取引拡大日系企業との取引機会の増加新規取引先の開拓、商談機会の創出
日本人採用のメリットと具体例

特に以下のような場面では、日本人だからこそのメリットを最大限に発揮できるでしょう。

日本人材が特に重宝される場面
  • 日本本社とタイ現地法人の橋渡し役として
  • 日系取引先との商談や技術打ち合わせの際
  • 品質管理や生産管理の指導場面で
  • 現地スタッフの教育・研修時に

タイの日本人向け職種の仕事内容と採用条件

タイの日本人向け職種の仕事内容と採用条件

次にタイにおける日本人向けの職種と仕事内容について解説していきます!

2025年1月時点でのタイにおける日本人向け職種は以下のような割合となっています。

職種割合
営業39%
製造技術者30%
IT8%
セールスエンジニア6%
コンサルティング4%
経営幹部2%
デザイナー2%
事務職2%
財務会計2%
接客2%
弁護士2%
人事1%
カスタマーサポート1%
タイで働く日本人の職種別割合とスキル要件

ここでは、代表的な職種として5つを取り上げて具体的な仕事内容や採用条件について見ていきましょう!

営業職の仕事内容や採用条件

営業職は日本人向け求人で最も多い職種です。

主に日系企業への営業や、日本本社との連携業務を担当します。

項目詳細
主な仕事内容日系企業への営業活動

見積書や提案書の作成

市場調査と情報収集

取引先との関係構築
必須スキルビジネスレベルの日本語

基本的な英語力

コミュニケーション能力
歓迎スキル営業経験

タイ語

業界知識
営業職の仕事内容とスキル要件

年収レンジとしては、6万バーツ〜12万バーツとなります。(経験・職位による)

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製造技術者の仕事内容や採用条件

タイの技術職求人は、製造業を中心に豊富な募集があります。

主に生産管理、品質管理、工場の運営管理などを担当します。

職種主な業務求められる経験・スキル
生産管理生産計画の立案

工程管理

現場改善指導
製造業での実務経験

マネジメント経験
品質管理品質基準の設定

検査体制の構築

現場指導
QC関連の知識

品質管理の実務経験
設備保全設備メンテナンス

保守計画の立案

トラブル対応
機械保全の知識

設備管理経験
技術職の種類と求められるスキル

技術職は経験者が優遇されますが、理工系出身であれば未経験でもチャンスがあります。

項目内容
学歴・資格理工系大卒以上、技術関連資格保有者歓迎
経験年数3年以上が望ましい(職種により異なる)
語学力日本語ネイティブ、英語基礎レベル以上
月収範囲8万〜13万バーツ(経験・職位による)
技術職の採用条件と待遇

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IT・セールスエンジニア職の仕事内容や採用条件

IT関連職種は、バンコクを中心に需要が拡大しています。

また、日系企業のデジタル化推進に伴い、求人が増加傾向にあります。

職種業務内容必要スキル
システムエンジニア要件定義

設計開発

プロジェクト管理
開発言語

DB設計

プロジェクト管理能力
セールスエンジニア技術営業

顧客サポート

提案資料作成
IT知識

営業力

プレゼン能力
IT職種の業務内容と必要スキル

実際にITやセールスエンジニア色として働くためにも以下の採用条件をチェックしておきましょう!

IT職は技術スキルと語学力を活かせる職種で、給与水準も比較的高めに設定されています。

採用条件詳細
求められる経験IT関連の実務経験(1年以上)

プロジェクト参加経験
語学力日本語ネイティブ

英語ビジネスレベル以上
年収目安7万~12万バーツ(経験による)
働き方フレックス制度あり

リモートワーク可能
IT職の採用条件と待遇

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事務職の仕事内容や採用条件

タイの事務職は、日本本社との連絡調整や現地スタッフの管理など、幅広い業務を担当します。

未経験からでもスタートできる職種として人気があります。

職種主な業務月給目安(バーツ)
総務・人事社内規定の管理

採用活動支援

勤怠管理
6万〜8万
事務会計データ入力

請求書管理

決算補助
5万〜8万
経理決算業務
税務申告
本社報告
7万〜12万
事務職の種類と給与水準

実際に求められるスキルは以下の通りです。

求められるスキルと経験

必須スキル

  • 特定エリアでの事務経験
  • 英語orタイ語

歓迎スキル

  • マネジメント経験

事務職は未経験者の採用も多く、比較的応募しやすい職種となっています。

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接客職の仕事内容や採用条件

バンコクでは、日本人観光客や駐在員向けのサービス業が盛んで、接客職の求人も多く見られます。

業態具体的な仕事内容採用条件
ホテル・旅行フロント業務

ツアーガイド

予約受付
接客経験

英語力必須
飲食店店舗運営

スタッフ管理

メニュー開発
飲食業経験

マネジメント力
小売店店舗管理

在庫管理

売上管理
接客経験

数値管理能力

リーダーシップ
接客職の業態別仕事内容と採用条件

実際の待遇や条件は以下の通りです。

待遇・条件詳細
給与5万バーツ〜7万バーツ

BOI企業は5万バーツを下回ることもある
勤務時間シフト制(実働8時間)

休憩1時間以上
福利厚生社会保険完備

食事手当

制服支給
接客職の待遇と勤務条件

接客職は日本でのサービス業経験が活かせる職種で、特に店舗管理職としての求人が豊富です。

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タイの日本人向け求人の給与体系と福利厚生

タイの日本人向け求人の給与体系と福利厚生

タイで働く日本人の給与体系は、職種や経験年数、企業規模によって大きく異なります。

ここでは実際の給与相場や福利厚生について解説していきます!

タイにおける日本人の給与相場

2025年1月現在、タイにおける日本人職種別給与相場は以下の通りです。

職種バーツ(ミニマム)バーツ(マックス)円(ミニマム)円(マックス)
営業60,000120,000273,000546,000
製造技術者80,000130,000364,000591,500
IT70,000120,000318,500546,000
セールスエンジニア70,000120,000318,500546,000
コンサルティング100,000200,000455,000910,000
経営幹部100,000200,000455,000910,000
デザイナー70,000120,000318,500546,000
事務職50,00070,000227,500318,500
財務会計80,000150,000364,000682,500
接客50,00080,000227,500364,000
弁護士0000
人事60,00080,000273,000364,000
カスタマーサポート30,00060,000136,500273,000
タイにおける日本人の給与相場

また、昇給率については以下を参考値としてご覧ください。

役職昇給率目安
一般社員3-5%
主任・課長クラス2-4%
部長クラス2-3%
役員クラス業績連動
役職別の年収と昇給率

ただし、上記はあくまでも目安ですので実際の昇給率は企業や状況によって異なります。

タイにおける日本人の福利厚生

タイで働く日本人向けの福利厚生は、現地採用でも手厚い待遇が一般的です。特に医療保険や年金などの生活保障面での支援が充実しています。

項目内容補足
社会保険健康保険

労災保険

失業保険
タイの社会保障制度に加入
民間保険医療保険

生命保険

傷害保険
基本的には会社が契約・負担
(6割の会社で導入している)
休暇制度有給休暇:6-15日

病気休暇:30日

私用休暇:3日
タイの法定の最低の有給休暇は6日
基本的な福利厚生制度

その他の福利厚生についても企業によっては用意されているので一例をご紹介します!

その他の一般的な福利厚生
  • 健康診断
  • ワークパーミット(労働許可証)
  • 通勤費補助
  • 携帯電話通信料補助
  • 民間の医療保険変動のボーナス
  • 一時帰国手当
  • 住宅手当赴任時の渡航費
  • 固定のボーナス
  • 残業代支給
  • プロビデントファンド(退職金積立制度)

タイでの日本人向け求人によくある質問

タイでの日本人向け求人によくある質問

最後にタイでの日本人向け求人でよくある質問と回答をまとめます。

未経験でも応募できますか?

職種によって未経験での採用状況が異なります。以下が職種別の採用傾向です。

職種未経験採用重視されるポイント
営業職実績・コミュニケーション力
事務職経験、語学力
技術職経験、資格
IT職プログラミングスキル、経験
職種別の未経験採用状況

具体的な業界や職種では以下ようなものがあります。

未経験でも応募しやすい業界・職種
  • 商社での営業アシスタント
  • 日系企業の総務・人事
  • 貿易事務・一般事務
  • 接客サービス業
  • 通訳・翻訳

こちらについても一例となりますので状況に応じて求人をチェックするのがおすすめです!

英語は必須スキルですか?

タイでの日本人向け求人では、英語スキルが必須というわけではありません。

ただし、英語スキルがあることで選考を有利に進めることができる可能性があります。

職種必要な英語レベル
営業(日系企業担当)社内コミュニケーションが英語でできる程度
技術職技術文書が読める程度
IT職社内コミュニケーションが英語でできる程度
事務職会社によってはビジネスレベルの英語が必要
職種別の必要な英語力

英語スキルについては、職種や業界、役職によって求められるレベルが異なります。

現地面接は必要ですか?

採用プロセスは企業によって異なりますが、現地面接が行われることが多い傾向にあります。

現地面接について
  • コロナ禍以降、完全オンライン採用も増加
  • 管理職ポジションは現地面接を求められることがある
  • 内定後、赴任前に現地訪問の機会を設ける企業も

タイ語は必要ですか?

タイ語のニーズは職種によって大きく異なり、日系企業では必ずしもタイ語は必須ではありません。

職種タイ語スキル
マネジメント職あれば有利
営業職あれば有利であるが、経験があれば不要となることも多い
工場技術職あれば有利であるが、経験があれば不要となることも多い
事務職あれば有利
コールセンター不要
職種別のタイ語スキル要件

ただし、会社によっては、社内公用語がタイ語となり、ビジネスレベルでのタイ語が必要となるケースがあります。

まとめ

この記事ではタイの日本人向け求人について、求人市場の動向から、具体的な職種、給与体系を解説しました。

タイの日本人向け求人市場は、以下のような特徴があります。

タイの求人市場の特徴
  • 製造業からサービス業まで、幅広い業種で求人がある
  • 未経験からでもチャレンジできる職種が多い
  • 日本語力を活かせる環境が豊富
  • 給与水準は日本と比べても遜色ない
  • 充実した福利厚生を備える企業が多い

タイでの就職を検討する際は、転職エージェントへの相談やタイに特化した求人サイトを必ず確認しましょう!

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