800件の日本人求人をAIで分析!最新の給与相場、募集職種は?

2025年11月版、タイの日本人求人最新情報

タイは周辺国と比べても日本人に非常に人気のある就職先です。
旅行は簡単に行けるものの、「タイで実際に働く」ことは想像以上にハードルが高くなっています。

本記事では、日本人求人800件のデータをもとに 最新のタイ就職事情 を分かりやすく解説します。

5年前と比べてもタイ就職の難易度は明らかに上昇しています。理由は以下の通りです。

  • タイでは、「日本人1名を雇うごとにタイ人4名の雇用義務」がある
  • タイ国内の景気後退により、企業が「完全にマッチした人材」以外を採用しなくなった

その結果、「売り手市場」の時代は終わり、企業が求める条件に合致する人材だけを厳選して採用する傾向が強まっています。

本記事では、以下の観点から最新データをもとに解説します。

  • 求人の業種
  • 求人の職種
  • 求人エリア
  • 給与レンジ
  • 必要な語学力(英語・タイ語)
  • 学歴要件
  • 年齢傾向

目次

1. 日本人求人の業種:日系企業の約半数は製造業

タイで日本人を採用するのは、基本的に「現地の日系企業」です。
日系企業の約半数は製造業であり、他も製造業と関わりの深い業界が中心となります。

<求人の業種ランキング>

1位:製造業(50.4%)
2位:IT(9.6%)
3位:商社(8.1%)
4位:コンサルティング(4.4%)
5位:物流(4.0%)
※6位以下は割愛

外資系企業でも日本人採用は少数ありますが、多くは「日系向け営業」や「日本語カスタマーサポート」に限定されています。


2. 求人の職種:営業と製造業専門職で全体の6割

業種が偏るため、職種も必然的に偏ります。

<求人の職種ランキング>

1位 営業職:36.8%
2位 製造業専門職:18.9%
3位 コンサルティング:6%
4位 カスタマーサポート:4.1%
5位 会計・経理:3.9%

営業職と製造系専門職だけで 全体の約60% を占めています。

一方、

  • 美容師
  • ネイリスト
  • 看護師
    などは外国人就労禁止のため、求人はほぼゼロです。

3. 求人のエリア:バンコクに55%が集中

<エリア別求人数>

  • バンコク:443件(55.3%)
  • チョンブリ:131件(16.4%)
  • サムットプラカーン:58件(7.2%)
  • ラヨーン:41件(5.1%)
  • パトゥムタニ:37件(4.6%)

ホワイトカラー求人の多くはバンコクに集中し、製造業の求人はチョンブリ・サムットプラカーンなどの工業地帯に多い構造です。


4. 給与レンジ:専門性・管理職は高水準

もっとも気になる給与レンジの上位は以下の通りです(1バーツ=4.5円)。

<給与レンジ上位>

1位 経営幹部:55.4〜80.2万円(12万〜17.4万B)
2位 工場管理・工場長:42.7〜69.7万円(9.3万〜15.1万B)
3位 コンサルティング:36〜60.1万円(7.8万〜13.1万B)
4位 建設・建築専門職:36.8〜59.2万円(8万〜12.9万B)
5位 品質管理・保証:35.4〜55.2万円(7.7万〜12万B)

すべて「専門性」または「管理職」が求められる職種です。


5. 必要な語学力:英語ビジネス必須はわずか13%

「タイで働くにはビジネス英語必須」と思われがちですが、実態は違います。

<企業が求める英語レベル>

  • ビジネス(TOEIC800):13%
  • 中級(TOEIC600):26%
  • 日常会話(TOEIC400):37%
  • 不問:23%

実に8割近くがTOEIC600以下で対応可能です。

<企業が求めるタイ語レベル>

  • ビジネス:4%
  • 中級:8%
  • 日常:17%
  • 不問:71%

語学要件が緩い理由は、「経験と語学力の両方を満たす日本人が少ないため」。
経験があれば語学は入社後キャッチアップで問題ない、という企業が大半です。

逆に、語学力だけ高くても「経験がない人」は採用が非常に難しくなります。


6. 学歴:ホワイトカラーでは大卒が必須になる理由

<企業が求める学歴>

  • 全体:53%が大卒必須
  • ホワイトカラー:70%が大卒必須
  • 技術職:14%のみ大卒必須

ホワイトカラーで大卒が求められるのは、ビザ取得要件によるものです。
技術職ではスキル重視のため、学歴不問が多い傾向です。


7. 年齢:30代までが最も採用されやすい

<企業が受け入れやすい年齢層>

  • 20代:74%
  • 30代:98%
  • 40代:49%
  • 50代:10%

30代までが最も採用されやすく、40代以降は「専門職・管理職」以外での転職は難易度が大きく上がります。


まとめ:タイ就職は人気だが、採用されるのは「経験がある人」

タイは日本人にとって非常に魅力的な就労先であり、生活面でも人気が高い国です。
しかし、求人は営業職・製造業専門職といった特定分野に集中しており、候補者の経験と合致しないことによるミスマッチが常に発生しています。

つまり、

  • 語学よりも「経験」が最重視
  • 特に営業・製造業で経験があると強い
  • 年齢は30代までが圧倒的に有利

という構造が明確に存在します。

詳細はYouTubeでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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