フィリピンで日本人は就職できる?メリットやポイントを転職のプロが分かりやすく解説!

近年、フィリピンで就職したいと考える日本人の方が増えています。
2023年10月時点で1,604社の日本企業が進出しており、、多様な職種で日本人材が求められています。
出典|外務省 海外進出日系企業拠点数調査 2023年調査結果
また、語学力を向上させられる点やマネジメント経験ができる点も大きな魅力です。
本記事では、フィリピンで日本人が就職するメリットやデメリット、就職事情など幅広く解説します。
- フィリピンにおける日本人の就職事情
- フィリピンで就職するメリット
- フィリピンで就職するデメリット
- よくある質問への回答
日本では得られない経験を積みたい方、フィリピンでのキャリアにチャレンジしたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
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フィリピンにおける日本人の就職事情

フィリピンは日本人の就職先として近年注目を集めています。
実際に2023年10月時点で1,604社の日本企業が進出し、働き口が豊富にあると言えます。
出典|外務省 海外進出日系企業拠点数調査 2023年調査結果

また、ローカル企業や外資系企業でも、日本人観光客向けサービスや日系企業を顧客とする業務において日本人人材のニーズが高まっています。
そんなフィリピンで就職する際には、大きく2つの働き方があります。
採用形態 | 特徴 | メリット・デメリット |
---|---|---|
駐在員 | 日本の本社から派遣される形態 | ・日本の社会保険や高給与が適用 ・家族手当や住宅手当など福利厚生が充実 ・任期付きであることが多い |
現地採用 | フィリピン現地法人が直接雇用 | ・フィリピンの給与水準が適用 ・即戦力が求められる傾向 ・日本の社会保険は適用外 ・キャリアパスの自由度が高い |
それぞれの働き方には特徴がありますが、フィリピンで就職する場合は「現地採用」として働くことになります。
フィリピンで働く日本人の職種分布
フィリピンで日本人が活躍している職種は多岐にわたります。
フィリピンに進出する日系企業の日本人向けの求人の7割ほどが、営業職、製造業の技術職となります。営業職が多いのは、現地の日系企業に営業するには日本人が日本語で営業する必要があるためです。
また、フィリピンに進出している約半分が製造業であり、技術職が多いのも特徴の一つです。
また、近年は、日系企業向けのコールセンターなどの日本語サポート業務、観光業、ITエンジニアなどの需要が高まっています。
- 営業・マーケティング:日系企業や現地企業の法人営業、市場開拓
- 製造業・工場管理:生産管理、品質管理、日本本社との橋渡し役
- IT・エンジニアリング:システム開発、プロジェクト管理、プログラミング
- 観光・ホスピタリティ:リゾートホテルのフロント、旅行会社スタッフ、ツアーガイド
- 経理・金融:会計事務所、日系企業の経理ポジション
- 教育関連:語学学校マネージャー、日本語教師、オンライン英会話講師
- BPO業界:日本語ネイティブスキルを活かした顧客サポート業務


ただし、実際に職探しをする際には日本のように未経験者でも職につける場合が少ないです。



フィリピンでは、日本での就職事情と異なる点が多々あるので事前にエージェントに確認しておくのがおすすめ!
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フィリピンで日本人が求人を見つける方法
フィリピンで日本人が求人を見つける方法として、大きく6つあります。
方法 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
転職エージェント | 非公開求人あり、日本語対応、ビザサポート | 初めて海外就職する方、手厚いサポートを求める方 |
求人サイト | 多数の求人、自分のペースで応募可能 | 自力で就活を進められる方、特定の業界を狙う方 |
インターン | 実務経験を積みながら正社員を目指せる | 若手、学生、現地で仕事を体験したい方 |
知人の紹介 | 信頼関係に基づく紹介、選考で有利 | フィリピンに知人がいる方、人脈がある方 |
フリーペーパー | 現地密着情報、直接募集の案件も | すでにフィリピン在住の方、現地情報に詳しい方 |
現地法人に直接応募 | 志望企業に直接アプローチ、潜在求人の可能性 | 特定企業での就職を強く希望する方、英語力がある方 |


求人サイトではフィリピンにおける求人の特徴や働き方を把握し、自分に合ったものを見つけることができます。
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やはり日本からだとフィリピンにおける就職事情の把握が難しいため、現地プロの力を借りることがおすすめですよ!
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フィリピンで日本人が就職をするメリット


海外で働くことには不安も伴いますが、フィリピン就職ならではの魅力も数多くあります。
ここではフィリピンで働く日本人にとってのメリットを3つ詳しく解説します。
平均年齢が低いかつ日本人が少なくマネジメント経験が積める
1つ目のメリットが、平均年齢が低く日本人が少ない環境下を生かしてマネジメント経験が積めることです。
フィリピンの平均年齢は24.7歳であり、周辺他国と比べても若いです。
また、日本人の需要がありながらも日本人が少ないという環境下にあります。
そのため、大きな経済成長のポテンシャルがある中でマネジメントを行う機会が多くあります。
- 若いマネージャー経験:20代〜30代でチームリーダーやマネージャーを任される機会が多い
- 希少価値の高さ:日本人スタッフが少ないため、貴重な人材として重要な役割を任される
- 日本本社との橋渡し役:日本語ネイティブとして両国間の調整役を担当
- キャリアへの好影響:海外でのマネジメント経験は帰国後の転職市場でも高く評価される
- 成長市場での経験:将来性の高い市場で働く経験は視野を広げる



日本では若手にマネジメント経験を任せてもらえないことも多いですが、フィリピンではチャンスが多くあると言えます!
日本では経験できない仕事ができる
フィリピン就職の醍醐味の一つは、日本にいたら関われないような仕事に挑戦できることです。
新興国フィリピンならではの成長市場やクロスボーダーな業務を体験でき、視野が広がります。
現地採用の場合、年齢や社歴に関係なく実力次第で重要プロジェクトを任されたり、大企業の現地拠点運営に携わるチャンスがあります。
日本で得られない経験 | キャリアへの影響 |
---|---|
若くして重要プロジェクトを担当 | 責任ある立場での実績が積める |
有名企業の海外拠点で働ける | グローバル企業での経験がキャリアに活きる |
新興市場でのビジネス展開 | 成長産業に携わるダイナミックな経験 |
多国籍チームとの協働 | グローバルな視点やダイバーシティへの理解 |
日比間の架け橋となる事業開発 | 国際ビジネスの知見が身につく |



もちろん難しいことや厳しい局面に立たされることも多くありますが、全ての経験がその後のキャリアに生きてくるということですね。


働きながら英語力を強化できる
フィリピンは公用語が英語ということもあり、仕事を通じて英語力を伸ばせる絶好の環境です!
日々の業務や生活で生きた英語に触れることで、語学留学に行かなくてもスキルアップが期待できます。
- 英語漬けの環境:日常業務から会議まですべて英語環境
- 実践的な英語力:ビジネス英語が実務を通じて身につく
- フィリピン英語の特徴:発音がクリアで聞き取りやすい
- 語学学校との併用:現地の英会話学校に通いながら働ける



働きながら語学力アップという一石二鳥の経験は、若いうちに海外就職する大きなメリットでしょう。
フィリピンで日本人が就職をするデメリット


一方で、フィリピンでの就職には日本国内にはない苦労やデメリットも存在します。
事前に理解しておくことで、ギャップに戸惑うことなく対処できるでしょう。
ここでは、フィリピンで日本人が就職をするデメリットを3つ紹介します。
日本と比較して待遇が良い仕事が少ない
一般にフィリピンの給与水準は日本より低く、現地採用日本人も例外ではありません。
フィリピンで働く際は、日本と同等の給与水準である場合は少なくありません。
一方で、待遇が良い仕事に就くには経験と実績が求められるため就職時点で待遇が良い仕事には付きづらいと言えます。
職種 | フィリピンペソ (最小) | フィリピンペソ (最大) | 日本円 (最小) | 日本円 (最大) |
---|---|---|---|---|
営業 | 100,000 | 130,000 | 260,000 | 338,000 |
製造技術者 | 120,000 | 150,000 | 312,000 | 390,000 |
IT | 120,000 | 180,000 | 312,000 | 468,000 |
セールスエンジニア | 120,000 | 170,000 | 312,000 | 442,000 |
コンサルティング | 120,000 | 200,000 | 312,000 | 520,000 |
経営幹部 | 130,000 | 200,000 | 338,000 | 520,000 |
デザイナー | 100,000 | 150,000 | 260,000 | 390,000 |
事務職 | 80,000 | 120,000 | 208,000 | 312,000 |
経理 | 120,000 | 180,000 | 312,000 | 468,000 |
接客 | 60,000 | 100,000 | 156,000 | 260,000 |
人事 | 100,000 | 130,000 | 260,000 | 338,000 |
カスタマーサポート | 60,000 | 100,000 | 156,000 | 260,000 |


また、日本のような年功序列、新卒一括採用といった文化がないという点にも注意が必要となります。
- 年齢が上がったからといって給与が上がる保証はない
- 高待遇求人は限定的で、高スキル人材向けや外資系企業のマネージャークラス以上
- 全体として、「日本より良い条件」の仕事はフィリピンでは多くない



ただし、自分自身のスキルや実績を積み重ねて成果を上げることでキャリアアップできるという点はメリットだと言えますね!
言語や文化の違いから仕事に慣れるまで時間がかかる
2つ目デメリットとして、言語や文化の違いを踏まえた上での仕事に慣れるまで時間がかかることが挙げられます。
フィリピンと日本では働き方や文化など、様々な点で違いがあり仕事を行う上で障壁となることがあります。
- 言語の違い:仕事上メインで使用する言語は英語
- 残業しない働き方:過度な働き方ではなく家族時間を重視
- 業務範囲の明確化:契約外の業務は基本的に担当しない傾向
- 転職への寛容さ:より良い条件があればすぐ転職する文化
また、トレーニング制度が充実していないという点も仕事に慣れるまでの時間がかかる要因となっています。



「郷に入れば郷に従え」の心構えが大切で、最初は戸惑うことも多いですが、徐々に慣れていきますよ!
日本人の同僚や知り合いが見つかりにくい
最後のデメリットとして、現地で日本人の同僚や友人を見つけにくい点もデメリットの一つです。
日本で就職すると同期が複数人かつ日本人という光景が当たり前です。
一方で、フィリピンで就職すると日本人が少ないため同僚や知り合いができづらいです。



職場によっては日本人は自分一人だけ、というケースも十分あり得ます。
気軽に日本語で雑談できる同僚がいない環境は、最初心細さを感じるかもしれません。
フィリピンの就職に関するよくある質問


最後に、フィリピン就職を検討する際によくある質問と回答をまとめました。
フィリピンでの就職を成功させるポイントは何ですか?
フィリピンでの就職を成功させるポイントは、転職エージェントの活用と事前準備です。
やはりフィリピンで転職する際には、現地の働き方や文化理解が重要となります。
日本からだと把握しづらい点であるため、転職のプロであるエージェントを頼ると上手く進められます。
- 英語力の強化:TOEIC600点以上、理想は700点以上(合わせて英会話も実施)
- 日本人ならではの強みアピール:日本的な丁寧さ、対日ビジネスの知見を強調
- 人材紹介サービスを活用:転職エージェントで非公開求人の紹介や面接指導を受ける
- ビザ要件の確認:学歴要件や必要書類を事前に確認
- ネットワーク作り:先輩日本人のブログやコミュニティから情報収集
その他、転職に必要なキャリアの棚卸しや英語力の強化も合わせて行いましょう。



準備と心構えが大切ですが、何より「挑戦してみよう」という気持ちが一番重要です!
英語やフィリピン語を話せないのですが就職できますか?
英語が全く話せない状態では難しいですが、日常会話レベルの英語さえできれば就職は可能です。
フィリピンで就職する際には、英語やフィリピン語に触れる機会が発生するため苦労する場面はあります。



一方で日本語を使用した業務が中心である職場もあるため、英語が堪能でなくても就職はできますよ。
英語レベル | 応募できる主な職種 | ポイント |
---|---|---|
初級(TOEIC500〜600点) | コールセンター、カスタマーサポート | 日本語対応業務が中心 |
中級(TOEIC600〜7000点) | 営業アシスタント、事務、観光業 | 基本的な社内コミュニケーションが取れる |
上級(TOEIC7000点以上) | 営業、マネージャー、通訳、IT | 交渉や会議も英語で対応可能 |
語学力に不安がある場合は、日本語が通じる環境(例えば日本人経営の会社や、日本人客相手の職種)を選ぶと良いでしょう。



英語力は就職してから伸びることも多いです。最初は通じなくて落ち込むこともあるかもしれませんが、諦めずに頑張りましょう!
フィリピンで日本人が就職する際の注意点は何ですか?
フィリピン就職では、まず就労ビザ(9Gビザ)を取得しなければ働けない点には注意しましょう。
その他、現地の雇用条件や働き方を十分に確認し、不明点は入社前に解消しておくという点にも要注意!
- ビザと法手続き:就労ビザ(9Gビザ)の取得は必須
- 雇用契約の確認:給与、手当、勤務条件を書面で明確に
- 信頼できる企業選び:企業の評判を事前に調査
- 治安・生活面の注意:地域による治安状況の違いを把握
- 健康管理:熱帯気候と衛生環境への適応
- 現地の法律遵守:日本との法制度の違いを理解
- 文化の違いへの理解:現地の習慣や宗教への配慮





また、労働環境だけでなく生活を行う際の文化的違いや金銭感覚等にも気を配る必要があります!
フィリピンではどれくらい英語が通じますか?
フィリピンは公用語の一つが英語であり、国民の大多数が英語を話せる国です。
特にビジネスシーンではほぼ全て英語が使われ、会議資料やメールなども英語で作成されることが一般的です。
フィリピン人同士でも、タガログ語ではなく英語でコミュニケーションを取ることも少なくありません。



フィリピンの英語学習環境は世界でも有数の良さです。実際にフィリピン留学をする日本人も多いくらいです!
まとめ


本記事では、フィリピンで日本人が就職するメリットやデメリット、就職事情について解説しました。
最後に本記事の内容をおさらいしておきましょう!
- 就職メリット:マネジメント経験、ユニークな職務経験、英語力向上
- 就職デメリット:日本より低い給与水準、文化ギャップへの適応、日本人コミュニティの少なさ
- 成功ポイント:英語力の強化、日本語ネイティブの強みを活かす、現地文化への適応
- 求人探し:専門エージェント活用、現地ネットワーク構築、SNS活用
フィリピンでの就職は、給与水準や文化・働き方の違いなどのでメリットがあるという点は事実です。
一方で、日本では経験できない働き方やマネジメントへの挑戦、語学力向上といったメリットがあります。



だからこそ、グローバルでキャリアを考えていきたい方にとってはとても最適な環境だと言えます!
そんなフィリピンで就職するには、英語力の強化、フィリピンの働き方への理解、柔軟な姿勢が成功の鍵となります。
フィリピンで就職や転職を考えている人は、ぜひキャリア相談を行うことから始めてみましょう
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