フィリピンの物価は安い?ジャンルごとの物価や留意点まで徹底解説!【2025年最新】

フィリピンへの移住や長期滞在を考えていく中で、「物価」について気になっている方が少なくないはずです。

フィリピンの物価は日本と比較して安いのが特徴で、生活コストを抑えながら暮らしや仕事をすることができます。
この記事では、フィリピンの物価について2025年の最新状況を踏まえて徹底解説します。
- フィリピンの物価の基本情報
- フィリピンのジャンル別物価データ
- フィリピンの物価に関する疑問への回答
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フィリピンの物価に関する基本情報


まずは、フィリピンの物価に関する基本的な特徴について解説します!



フィリピンの物価は日本の約3分の1から半分程度とされていますが、日本人としての生活をする場合は物価の安さをあまり感じられません。
一方で、アジアにおける消費者物価指数を見るとフィリピンは比較的安いということが分かります。
世界順位 | 国名 | 消費者物価指数 |
---|---|---|
1位 | シンガポール | 81.9 |
2位 | 香港(中国) | 71.5 |
3位 | イスラエル | 67.2 |
: | : | : |
11位 | 日本 | 50.7 |
: | : | : |
28位 | フィリピン | 33.6 |
では、最新の為替レート、地域ごとの物価差、そして物価を考える上での留意点について見ていきましょう!
2025年におけるフィリピンペソのレート
フィリピンの物価を日本円で考える際に最も重要なのが為替レートです。
2025年3月現在、フィリピンペソと日本円の為替レートは1フィリピンペソ=約2.6円となっています。
出典|XE.com
フィリピンペソは過去数年で円に対して強くなっており、数年前と比べると日本円の現地での購買力が低下している点に注意が必要です。



フィリピンの物価を円換算する際の目安として、以下の換算表を参考にしてください。
フィリピンペソ | 日本円(概算) | 日常生活での目安 |
---|---|---|
10ペソ | 約26円 | ジープニー初乗り運賃 |
100ペソ | 約260円 | 庶民的な食堂の食事1回分 |
1,000ペソ | 約2,600円 | 格安スマホプラン月額 |
10,000ペソ | 約26,000円 | 地方都市の家賃(1ベッドルーム) |
50,000ペソ | 約130,000円 | マニラ高級エリアの家賃 |
フィリピンの物価を考える際は、単純な円換算だけでなく現地の平均所得との比較も重要です。
フィリピン国内での地域ごとの物価
フィリピンの物価は地域によって大きく異なり、都市部が高い傾向にあります。
また、フィリピンの物価は同じ都市内でも、高級エリアと一般エリアでは大きな差があります。



フィリピンの観光地では物価が高めになることも特徴で、ボラカイ島やエルニドなどの人気リゾートエリアはマニラと同等かそれ以上の物価となることがあります。
フィリピンの物価における留意点
フィリピンの物価を考える際には、いくつかの重要な留意点があります。
フィリピンの物価は全般的に安いものの、輸入品や高級品は日本と変わらないか、むしろ高くなることがあります。
フィリピンの物価を理解する上で特に注意すべき点は以下の通りです。
- フィリピンのインフレ率は変動が大きく、特に食料品は価格変動が激しい
- 日本食材などの輸入品は日本の1.5〜2倍の価格になることも
- エアコン使用による電気代は予想以上に高額になることがある
- 飲料水は水道水ではなくミネラルウォーターの購入が必須
- 医療費は私立病院を利用する場合、予想以上に高額になることがある
- 都市部の家賃は年々上昇傾向にある
フィリピンの物価は、現地のライフスタイルに合わせるほど安く済み、日本と同じ生活水準を求めると高くなります。



フィリピンで節約して生活したい場合は、現地の食材を使った自炊、公共交通機関の利用、地元の人が行くショッピングモールや市場の活用がポイントです!
フィリピンにおけるジャンルごとの物価情報


ここでは、フィリピンの主要な生活費である食費、家賃、交通費、光熱費・通信費、医療費などについて詳しく解説します。
各品目ごとにどんな物価の特徴があるのか見ていきましょう!
食費
フィリピンの食費は、外食と自炊で大きく異なります。
フィリピンの物価の中でも、現地の食材や庶民的な食堂を利用すれば、食費は日本と比べて非常に安く抑えられます。
フィリピンの主な食事関連の費用は以下の通りです。
項目 | ペソ(PHP) | 円(JPY) |
---|---|---|
レストラン | 350〜500ペソ | ¥910〜¥1,300 |
フードコート | 100〜200ペソ | ¥270〜¥540 |
マクドナルド(ビックマック) | 167ペソ | ¥430 |
ナイトマーケット | 230〜500ペソ | ¥598〜¥1,300 |
スターバックス (アメリカーノ・トールサイズ) | 150ペソ | ¥390 |
フィリピンで自炊する場合、さらに食費を抑えることが可能です。



フィリピンの地元市場で購入する野菜や肉は非常に安価で、例えば米は1キロあたり42~57ペソ(109.2~148.2円)です。
家賃
フィリピンの物価の中で最も大きな出費となるのが住居費(家賃)です。
フィリピンの家賃は地域や物件のグレードによって大きく異なり、マニラ首都圏の高級エリアと地方都市では3倍以上の差があることも珍しくありません。
ここでは、フィリピンにおけるマニラとセブ島の家賃相場を紹介します。
項目 | ペソ(PHP) | 円(JPY) |
---|---|---|
賃貸コンドミニアム(マカティ)スタジオタイプ | 20,000〜30,000ペソ | ¥54,000〜¥81,000 |
賃貸コンドミニアム(セブ)スタジオタイプ | 15,000〜25,000ペソ | ¥39,000〜¥67,500 |
また、フィリピンの物価の中でも家賃は物件タイプによって大きく変わります。
- コンドミニアム:セキュリティや設備が充実しているが家賃は高め
- アパートメント:セキュリティや設備は控えめだが家賃は手頃
- 下宿タイプ(Boarding House):共同キッチン・バスルームで非常に安価
- 一軒家:郊外や地方では広いスペースを確保できるが、セキュリティに注意
フィリピンでの住居選びでは、家賃に加えて光熱費や通信費なども考慮する必要があります。



フィリピンの多くの賃貸物件では、契約時に2〜3ヶ月分の前払い(デポジット)が必要なため、入居時にまとまった資金が必要になる点にも注意が必要です!
交通費
フィリピンの物価の中でも特に安いのが交通費です。
フィリピンの公共交通機関は非常に安価で、ジープニーやバスの初乗り運賃は10〜20ペソ(約26〜52円)程度と日本の10分の1以下です。
フィリピンの主な交通手段と料金は以下の通りです。
交通手段 | 料金(ペソ) | 円換算(約) | 備考 |
---|---|---|---|
ジープニー | 10〜20ペソ | 26〜52円 | 庶民の足。距離に応じて料金加算 |
バス(市内) | 15〜30ペソ | 39〜78円 | エアコンありなしで料金差あり |
LRT/MRT(高架鉄道) | 15〜30ペソ | 39〜78円 | マニラ首都圏のみ運行 |
タクシー初乗り | 約45ペソ+距離加算 | 約117円+ | メーター制。渋滞時は割高に |
フィリピンでは自家用車を持つコストも日本より安い傾向にありますが、都市部の深刻な渋滞を考慮する必要があります。



フィリピンの物価で交通費が安いのは事実ですが、安全面や快適性を考えるとGrabなどの配車サービスが便利で、それでも日本のタクシー料金よりはるかに安く利用できます。
通信費・光熱費・水道費
フィリピンの物価の中で日本との差があまりないのが、通信費と光熱費です。
フィリピンの通信費・光熱費・水道費の相場は以下の通りです。
項目 | 月額費用(ペソ) | 円換算(約) | 備考 |
---|---|---|---|
電気代 | 2,000〜5,000ペソ | 5,200〜13,000円 | エアコン使用量で大きく変動 |
水道代 | 300〜500ペソ | 780〜1,300円 | 比較的安価 |
インターネット(光回線) | 1,500ペソ〜 | 3,900円〜 | プロバイダによって速度・安定性に差 |
携帯電話(データプラン) | 500〜1,000ペソ | 1,300〜2,600円 | プリペイド主流、安価なプランあり |



フィリピンの物価節約術として、電気代はエアコンの設定温度を26-27度にする、扇風機と併用する、不在時はこまめに消すなどの工夫が効果的です。
医療費
フィリピンの物価で意外と高くなりがちなのが医療費です。
フィリピンの医療機関は公立と私立に大別され、外国人は主に設備やサービスが整った私立病院を利用することになります。
フィリピンの一般的な医療費は以下の通りです。
医療サービス | 費用(ペソ) | 円換算(約) | 備考 |
---|---|---|---|
一般クリニック受診料 | 500〜1,000ペソ | 1,300〜2,600円 | 簡単な診察と処方 |
市販薬(風邪薬など) | 100〜300ペソ | 260〜780円 | 一般的な医薬品 |
救急外来・救急車利用 | 約1,500ペソ | 約3,900円 | 救急車の利用は別料金 1kmあたり250ペソ(650円)〜 |
入院費(1日) | 5,000〜10,000ペソ | 13,000〜26,000円 | 私立病院、部屋のグレードで変動 |
フィリピンの物価の中で医療費は予想外に高額になることがあり、特に高級私立病院での治療や入院は日本と同等かそれ以上かかることもあります。



フィリピンの医療で注意すべき点として、救急搬送時にもデポジット(保証金)を求められることがあるため、緊急時の備えが重要です!
フィリピンの物価に関するよくある質問


フィリピンへの移住や長期滞在を検討する方からよく寄せられる質問について回答します。
- フィリピンの物価は地域によって差がありますか?
- フィリピンの物価は高いですか?
- フィリピンの物価に対して意識すべき点はありますか?
- フィリピンの物価は上昇傾向にありますか?
それではフィリピンの物価に関する質問と回答について見ていきましょう!
フィリピンの物価は地域によって差がありますか?
フィリピンの物価は地域によって大きな差があります。
フィリピンの物価は都市部と地方で20〜50%もの差があり、特にマニラ首都圏は国内で最も物価が高いエリアです。
都市名 | 生活費指数(マニラ=100とした場合) | 単身者月間生活費目安(家賃込み) |
---|---|---|
マニラ首都圏 | 100 | 約87,000ペソ(約22.6万円) |
セブ市 | 80-90 | 約70,900ペソ(約18.4万円) |
ダバオ市 | 70-80 | 約62,600ペソ(約16.3万円) |
イロイロ/バコロド | 60-70 | 約52,000ペソ(約13.5万円) |
地方小都市 | 50-60 | 約45,000ペソ(約11.7万円) |
地域による物価差が生じる理由は、経済発展の度合い、観光地かどうか、外国人居住者の多さ、インフラの整備状況などが関係しています。



フィリピンのリゾート地(ボラカイ島、エルニドなど)は観光客向け価格設定のため、滞在コストが高めになることも覚えておくとよいでしょう!
フィリピンの物価は高いですか?
フィリピンの物価は日本と比較すると全般的に安いと言えます。
フィリピンの物価は全体的に日本の約3分の1から半分程度とされています。
引用|NativeCamp フィリピンの物価はどれくらい安い?生活コストの違いを日本と徹底比較!



また、NUMBEOによるアジアの消費者物価指数においてもフィリピンは42カ国中28位であることからアジア諸国の中でも物価が安いと言えるでしょう。
世界順位 | 国名 | 消費者物価指数 |
---|---|---|
1位 | シンガポール | 81.9 |
2位 | 香港(中国) | 71.5 |
3位 | イスラエル | 67.2 |
: | : | : |
11位 | 日本 | 50.7 |
: | : | : |
28位 | フィリピン | 33.6 |
フィリピンの物価に対して意識すべき点はありますか?
フィリピンの物価に対して意識すべき重要なポイントがいくつかあります。
ポイント | 説明 |
---|---|
輸入品と現地品の価格差 | 日本食材や輸入品は非常に高価なので、現地の食材や製品を活用する習慣をつける |
ローカルvsエクスパット価格 | 外国人向けと現地の人向けで価格が異なることがあるため、相場を把握しておく |
交渉の文化 | 多くの場面で価格交渉が可能なので、特に市場での買い物や長期の賃貸契約では積極的に交渉する |
品質と価格のバランス | 安さだけで選ぶと品質面で問題が生じることもあるため、特に住居や医療は妥協しない |
為替の影響 | 円とペソの為替レートは変動するため、特に長期滞在では為替リスクを考慮する |



フィリピンの物価が安いからといって安全面や健康面を犠牲にするのは避け、特に住居の選択や医療保険、食の安全には適切な投資をすることが長期的には賢明です!
フィリピンの物価は上昇傾向にありますか?
フィリピンの物価は近年、上昇傾向にあります。
フィリピンの物価上昇率(インフレ率)は2023年は5〜6%台、2024年は3%〜4%と高騰しています。
出典|JETRO 5月CPI上昇率は前年同月比3.9%、食品価格高騰対策が急務
フィリピンの物価上昇に影響している主な要因は以下の通りです。
- 世界的な原材料・燃料価格の高騰
- フィリピンの人口増加による需要増
- 気候変動による農産物への影響
- 食料や日用品の多くを輸入に依存していること
- 輸送・物流コストの上昇
フィリピンの物価上昇と同時に、円安の進行も日本人にとっては実質的な生活コスト増につながっています。



フィリピンの物価上昇を考慮すると、特に固定収入で生活する方は、将来的な物価上昇や為替変動に備えた余裕のある資金計画が重要です!
まとめ


この記事では、フィリピンにおける物価事情について2025年の最新状況を踏まえて解説しました!
フィリピンの物価の特徴を整理すると以下のようになります:
- 地域差が大きい:マニラ首都圏が最も高く、地方都市は20〜50%安い
- ローカル品と輸入品の差:現地の食材や製品は安いが輸入品は高価
- 最近の物価上昇:2023〜2024年にインフレを起こし、現在も一定水準上昇
- 為替の影響:円安傾向により日本人にとっての実質コストが上昇している
フィリピンの物価を賢く活用するためのポイントとして、以下の点を心がけるとよいでしょう:
ポイント | 具体策 |
---|---|
住居選びを慎重に | 物件探しに時間をかけ、家賃と立地のバランスを取る |
現地の食材を活用 | 市場で買い物し、現地の野菜や果物を積極的に取り入れる |
公共交通機関の利用 | ジープニーやバスを活用し、必要に応じてGrabを使う |
エアコン使用の工夫 | 設定温度の調整や扇風機との併用で電気代を抑える |
医療保険への加入 | 万一の高額医療に備え、適切な保険に入っておく |
フィリピンの物価は「安い」という印象が強いですが、生活スタイルによって大きく変わります。
フィリピンでの就職・転職を考える際には、給与水準と現地での生活コストのバランスを十分に検討し、可能であれば実際に短期滞在して物価感覚を掴むことをおすすめします。



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